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[試合後談話]2018.12.10

メインに繰り上がった平安山裕子の再起戦

 元OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(へんざんゆうこ/平仲BS)が9日、沖縄・うるま市の石川多目的ドームで開催された「MUGEN挑.10〜URUMA BOXING FESTA」のメインイベントに出場した。
 当初予定していた日本スーパーライト級5位のマーカス・スミス(平仲BS)とネルソン・ティナンパイ(フィリピン)のメインイベントは、スミスの計量失格により試合中止となった。
平安山の手数が上回った
 8月のWBOアジアパシフィック女子バンタム級王座決定戦からの再起戦となった平安山は、ガードを固めて上下にパンチを散らし攻勢をかける。シャルシリ・ローンムアンタイ(タイ)は打ち終わりを狙い、中盤は積極的に前に出ると、5回には右ストレートで平安山の膝をガクッと落としたがチャンスを活かせず。このピンチを切り抜けた平安山は、決定機こそ作れなかったが、豊富な手数で試合の主導権を渡さず、ジャッジ3者の支持を得て再起に成功した。
まずはランク入りを目指す
 平安山は試合後、「前回は応援してくれる人も増えて周りの期待に応えようとプレッシャーがあったが、今回は緊張感より吹っ切れた気持ちが強かった。本当はKOや相手の心を折ってハッキリと勝ちたかったが、まずは勝ちに徹しました」とホッとした表情を浮かべた。
 5回にもらった右ストレートで膝を揺らしたシーンは「少し効いて驚いたが、その後相手が思ったより攻めてこなかったので冷静になれた」と振り返った。
 今後に向けて「勝ちに対する強い気持ちを持ち、まずはランク入りを目指したいです」と笑顔で語った。

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