清水聡、スッポンパワーでギンギン!

　OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が明日3日、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.66」でOPBF同級6位の上原拓哉(22=アポロ)を迎えて4度目の防衛戦を行う。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、両者ともリミットの57.1kgで一発クリアした。

　計量後、アマチュア時代から親交のある元OPBFミドル級王者の佐藤幸治氏から恒例のスッポンスープの差し入れをもらい、「マジで旨い」と舌鼓を打った清水は、「これで明日の"ダイヤモンドレフト"はギンギン! いつもより筋トレを多くした分、身体が引き締まり減量も楽だった」と好調をアピール。180�pの自身に対し、意外と身長差がなかった同じサウスポーの上原については、「僕より背が高い選手はアマ時代に一人いたぐらい。特に印象はなかった」と話し、「相手どうこうじゃなく、自分のボクシングをするだけ。練習してきたことを出して勝ちます」と必勝を誓った。

　また、明日は「僕もまだ見たことがない」という、地元・岡山の後援会が作成した大横断幕のお披露目を楽しみにしていた。

　一方、16年12月にWBCユース世界フェザー級王座に就いた関西の新鋭は、デビュー以来16戦全勝(10KO)を誇るが、「清水さんはアマの頃からずっと尊敬していた選手。生で見たら少し緊張した」とロンドン五輪銅メダリストのオーラに先制された様子。それでも胸を借りる立場として、「僕は気持ちしかないので、そこだけは負けたくない。とにかくできることを精一杯やるだけ」と、挑戦者らしく全力ファイトを約束した。