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[ニュース]2018.11.29

2019年はダブル王座戦でスタート!

 日本ボクシング界、2019年最初のイベントは、年が明けた1月12日(土)に後楽園ホールで開催される「DANGAN220」になることが分かった。すべての対戦表は発表されていないが、メイン格には2階級のチャンピオンカーニバル日本王座戦がセット。ひとつはすでに発表されている日本Sバンタム級王座決定戦、同級1位の中川麦茶(角海老宝石)vs同級2位の田村亮一(JBS)で、ここに日本ミニマム級タイトルマッチ、王者の小野心(ワタナベ)vs同級1位の田中教仁(三迫)が追加された。
敵地で戴冠をはたした小野は2度目の防衛戦
 これまで2度の世界挑戦を経験したプロ18年目の小野は、今年4月の王座決定戦で1位の平井亮輝(千里馬神戸)を破り、OPBF東洋太平洋Lフライ級王座に続くタイトルを獲得し、8月にはホープの加納陸(大成)を8回TKOで退け、初防衛に成功した。12月で36歳となるが、世界ランキングもWBO5位を筆頭に4団体で名を連ねており、チャンピオンカーニバルをクリアすれば2019年は3度目の世界挑戦が視野に入るはずだ。
田中は3度目の正直を狙う!
 対し、田中も2005年デビューの古豪。一度は競技から遠のき約5年のブランクを作ったが、三迫ジムで復帰を果たすと、今年4月に小浦翼(E&Jカシアス)が保持するOPBFミニマム級王座に挑戦。初回にダウンを奪い序盤をリードしたが、5回に王者の猛攻を受けTKO負けでタイトル奪取に失敗した。しかし、10月の最強挑戦者決定戦にエントリーし、敵地で1位の栄拓海(折尾)を僅差判定で破り挑戦権を獲得。復帰から僅か2年で通算3度目のタイトル挑戦のチャンスを掴んだ。
 ともに豊富な経験値と気持ちの強さをあわせ持つが、技術面では切れ味鋭い左ストレートを得意とするサウスポーの小野が一枚上手か。だが、33歳の田中も強烈なプレスから繰り出す右で何人もの相手をなぎ倒してきたパワーファイターなだけに、スタートから見応えのある駆け引きが楽しめそうだ。

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