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[試合後談話]2018.11.19

激戦となった日本ユースLフライ級王座戦

 日本ユースLフライ級タイトルマッチ、王者の大保龍斗(横浜さくら)対挑戦者の中山祐太(勝又)が19日に後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee.17」のセミファイナルで行われた。4月の王座決定戦でベルトを巻いた大保が初防衛に成功したのか? それとも5連勝中の中山が王座を獲得したのかーー。
大保が初防衛に成功
 初回はチャンピオン大保がダイナミックな右から左ボディをヒット。動きが硬い中山に先制攻撃を仕掛けた。勢いづいた大保は右フックで顔を弾くとボディにパンチを集めるが、中山も負けじと打ち返した。5回、接近戦で細かいパンチの応酬となるが、大保の右フックが決まり先制のダウン。一気に勝負を決めにいく大保だが、中山は驚異の粘りを見せて応戦。しかし、その後も大保が有効打で上回り、7回に左フックでグラつかせ連打でストップに持ち込んだ。
左:平野敏夫名誉会長
 ベルトを守った大保は、「相手は連勝しているだけあって勢いがあり手数が多かったが、落ち着いて試合ができた。練習でやってきたことが少しは出せたと思う」と会心の勝利に手応えを感じていた。ユース王座はこの試合で卒業だと語った大保は、「新人王、ユース王座と段階を踏んできたので次は日本王座を狙いたい」と新たな目標に目を輝かせた。
ガッツを見せた中山
 一方、タイトルを奪うことができなかった中山は、「相手はパンチが的確で当てる技術が上だった。効いたパンチは少なかったが急所にもらってしまった」と気丈にコメント。しかし、格上の日本ランカーと拳を交えたことは収穫になったと話すと、「いつかリベンジをしたい」と前を向いた。
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