DANGANで育った伊藤雅雪が決意表明

　10日、後楽園ホールで開催された「DANGAN217」に、長くこのリングで活躍してきたWBO(世界ボクシング機構)Sフェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)が上がり、12月30日(日)に東京・大田区総合体育館で予定する初防衛戦に向けファンに決意を語った。今年7月、日本人として約37年ぶりに米国で世界王座を奪取した伊藤は、指名挑戦者で同級1位のイフゲニー・シュプラコフ(露)を迎えることが先日発表された。

　伊藤は「年末、フジテレビ主催のトリプル世界戦のメインで初防衛戦を行います。明日からはロサンゼルス合宿に出発し、しっかりスパーリングをして帰ってきます。攻めて攻め続けるボクシングを楽しみにしてください。会場に来てもらえたら嬉しいし、来られない方もテレビで応援してください」と笑顔でアピール。挑戦者は20戦全勝(10KO)と無敗を誇り、WBO欧州王座、同インターコンチネンタル王座を獲得してきた強豪だが、「日本での防衛戦はもちろん嬉しいが、来年は海外で強い選手とやりたい。そのためにも1位をしっかり倒してアメリカに殴り込みたい」と必勝を誓った。