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[記者会見]2018.9.17

メイウェザー、カジノ解禁の日本に進出!

 来日中の5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr(40=米)が17日、都内のホテルで会見を開き、協栄ジムと芸能プロダクションのLIBERAと共同でTMT TOKYO株式会社を設立すると発表した。先日、自身のSNSでは6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(39=フィリピン)と年内の再戦に意欲を示したが、この日の会見ではトーンダウン。「アメリカに戻って(米国ケーブルテレビ局)ショウタイムと話し合い、今後の展開を決めたい」とした。
 メイウェザーは昨年8月に総合格闘技UFCの2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(アイルランド)とボクシングルールで戦い10回TKOで完勝。試合後に引退を表明していた。
都内のホテルで開かれた会見
 今回の来日は、日本のカジノ解禁を睨んで自身が持つファッション、フィットネス、ナイトクラブなどのエンターテイメントブランド、TMT(THE MONEY TEAM)の売り込みが主な目的で、協栄ジムもメイウェザーとタッグを組むことによって、主催するボクシングイベントTFC(東京ファイトクラブ)の充足、ひいては日本ボクシング界の発展を描いている。
ボクシングを稼げる業界にしていきたい
 先に会見を行った元3階級制覇王者の亀田興毅氏は、「これだけのビッグスターと一緒にやっていくことで、日本のボクシング界にも明るい未来があるんじゃないかと思う。稼げる業界にしていきたい」と期待。同席した協栄ジム金平桂一郎会長も「詳細は詰めていないが、協栄ジムとメイウェザー、一体となってボクシング界を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
マニーと日本でやるかもしれない
 続いて、1試合で300億円以上稼ぐと言われる50戦無敗の"Money"が満を持して登場。「TMTの世界展開は自分の夢だった。東京はオリンピックを控え、ブランドが伸びるマーケットとしてポテンシャルを秘めている。心から感謝しているよ」と挨拶し、自身の復帰については「日本でマニーとやるかもしれない」と含みを持たせた。
 カジノ解禁を睨んで日本でのビジネス展開を目論むメイウェザー。超大物の進出が、はたして日本ボクシング界発展の起爆剤となるのか――。

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