井岡一翔「サプライズを起こします」

　世界3階級制覇王者の井岡一翔(米)が7日(日本時間8日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのホテルで前日計量に臨んだ。スーパーフライ級リミットの115ポンド(52.1kg)から0.4ポンドアンダーの114.6ポンド(51.9kg)でパスした井岡は「良い内容で勝つ」と自信を見せた。試合は明日8日(日本時間9日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催される「Superfly3」でマック・ウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)の持つWBC世界シルバーSフライ級王座をかけ拳を交える。
 

　最初に秤に乗ったアローヨは114.4ポンド、300gアンダーの51.8kgでパスした。「今日は計量をパスできたことに感謝している。井岡とフェイスオフした感想は特にないね。私はボクサーすべてにリスペクトがあるし、計量をパスすることはボクサーとしての義務だと思っている。明日は私の仕事(ボクシング)をするだけだ。日本の皆さまにみてもらいたい」と落ち着いた様子で会場を後にした。
　アローヨはレイジェス社製の黒色8オンスのグローブを選択した。

　続いて、114.6ポンド、200gアンダーの51.9kgでパスした井岡は「アローヨに対しては特に印象はないです。ブランクは感じないが、明日は新しい井岡一翔の始まりですし、僕を知っている人にも、知らないアメリカの方々にもサプライズになるような試合をしたいと思います」と自信のコメント。最後に井岡は「KOはもちろん狙います。どのラウンドでも」と力強くKO宣言して宿泊施設に戻った。
　井岡はエバーラスト社製の黒色8オンスのグローブを選択した。