ヤップが高らかにKO宣言!

　OPBF東洋太平洋バンタム級王者でWBC世界同級3位のマーク・ジョン・ヤップ(六島)が29日、大阪市内の六島ジムで報道陣に練習を公開した。ヤップは9月11日(火)、後楽園ホールでWBC世界同級9位の井上拓真(大橋)とWBC世界同級挑戦者決定戦で拳を交える。

　練習前の会見に応じたヤップは「夏の調整は好きなので、調子は良いし減量もうまくいっている」と調整に自信。「イノウエの試合は前戦を生で見ているのでイメージはできている。あとは会長の教えをしっかり出すだけ」と話し、リングに上がった。

　練習はシャドーとスパーリングを各1ラウンド公開。体重調整も早い段階から始めたと明かしたヤップは、スパーリングで同門のストロング小林佑樹を相手にジャブを先制し、右ストレートを上下に打ち分け圧倒した。練習後「自分にプレッシャーはかけたくないが、後楽園での試合だから倒して勝つ」とKOを宣言し、大粒の汗を拭った。