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[ニュース]2018.7.30

井上尚弥がWBSSに向け地獄の合宿をスタート!

 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が30日、静岡・熱海市で4日間にわたる強化合宿をスタートさせた。井上は今秋開幕する最強決定トーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズン2」の1回戦で元WBA世界同級スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)との対戦が決定。プロアマ含め経験豊富なベテランサウスポーとは体力勝負も想定し、WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級9位の弟・拓真(22)、日本スーパーライト級1位で従兄の浩樹(26)とともに、市内の公園で100段の階段ダッシュなど徹底した下半身強化に取り組んだ。
パヤノと会ってイメージがしやすくなった
 パヤノの映像は、15年と16年のルーシー・ウォーレン(米)との2戦を見ただけの井上だが、先日ロシアでの組み合わせ抽選会で本人と会えたことでイメージがしやすくなったと話し、「体力勝負になると感じている。ラフファイトになった時、しっかりと耐えられる体作りをしたい」とこの合宿で明確な目的意識を持った。
優しい高村軍曹の激が飛ぶ!
 この暑さだけにオーバーワークは禁物だが、井上は「すべては気合い。もうダメだと思ったらダメ」と平成生まれらしからぬ発言。水分補給に気を使ったうえで、フィジカルトレーナーの高村淳也氏の指導のもと、100段の階段ダッシュから始まり、手押し車、階段ジャンプ、階段坂道を約6km走破と、下半身をいじめ抜くメニューを消化した。明日からはさらに階段、坂道の距離を伸ばし、早朝のビーチランも組み込む予定だ。
酷暑の中とことん体をいじめ抜く
 バンタム級最強を目指す井上は「より強くなるためには課題が必要だが、こればかりは試合で見つけていくしかない。次のパヤノ戦でも課題が見つかることが理想」と語り、その目はすでにパヤノ戦の次を見据えていた。
世界目前の拓真もこの気合い
 また、9月11日に後楽園ホールでOPBFバンタム級王者のマーク・ジョン・ヤップ(六島)とWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級挑戦者決定戦を控える拓真は、「強い相手だがめちゃくちゃ楽しみ。この合宿でスタミナを強化し、自分のボクシングを完成させていきたい」と目を輝かせた。
明日からも走りまくる!

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