天海ツナミが故郷・沖縄で初防衛戦

　WBO(世界ボクシング機構)女子ライトフライ級王者の天海ツナミ(山木)が明日29日に沖縄コンベンションセンターで開催される「女性が輝く社会支援チャリティー試合」のメインイベントで挑戦者のグレッチェン・アバニエル(比)を迎え初防衛戦に臨む。その前日計量が28日、同会場で行われ両者ともリミットちょうどの48.9kgでパスした。

　計量前に行われたグローブチェックでは、日本製の8オンスのグローブが用意され、両者とも黒色を選択した。天海は「沖縄での試合は、約10年前のノンタイトル戦以来です。今回はタイトルマッチなのでとてもうれしく、モチベーションも上がっています」と3歳まで過ごした故郷での一戦に感謝の意を表すと、「自分はフットワークを使いながら相手を翻弄するスタイルで、ディフェンスにも自信がある。女子選手でも男子に負けない技術や気持ちがあるところを見せたい」と意気込んだ。

　挑戦者の印象を「スピードがあり、アグレッシブで良い選手」と口にしたが、「自分もレベルを上げて対策もしてきたので、しっかりKOで勝ちたい」と勝利を誓った。

　一方、アバニエルはミニマム級からライトフライ級に上げての挑戦となる。「3ヶ月に渡り、良い練習ができた。ツナミは素晴らしい王者でグレートファイター。リスペクトしているが、自分もチャンピオンになるために沖縄にきた。自分もKOを狙っている」と7度目の挑戦での世界王者を目指す。

■検診結果
王者 天海ツナミ(山木)
体重:48.9kg
体温:36.5℃
脈拍:91/min
血圧:127/78mm/Hg

挑戦者 グレッチェン・アバニエル(フィリピン)
体重:48.9Kg
体温:37.1℃
脈拍:61/min
血圧:126/80mm/Hg

■試合役員
レフェリー:サウェーン・タウィクーン(タイ)
ジャッジ:エドワルド・リガス(比)
ジャッジ:メキン・スモン(タイ)
ジャッジ:島川威(日本)
立会人:安河内剛(日本)