ちばてつやさんが世界戦内定の大竹秀典にエール

　ボクシング漫画不朽の名作「あしたのジョー」(原作/高森朝雄※梶原一騎、漫画/ちばてつや)の連載開始50周年を記念し、七夕の7日に都内の会場でちばさんを迎えてのトークショーが開催。有料のイベントながら、会場には30代からタイムリーに「あしたのジョー」に接した団塊世代まで約100人が集まり、ちばさんの優しい人柄に触れた。また、このイベントを主催した金子ジムからは、8月にアメリカでWBO世界スーパーバンタム級王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)に挑戦予定のOPBF東洋太平洋同級王者の大竹秀典(37)もゲストとして参加した。

　ちばさんは来年1月に80歳の傘寿を迎えるが、日本漫画家協会理事長を務める傍ら、文星芸術大学でマンガ専攻の教授として後進の育成に力を注ぎ、2年前からは自身の体験を描いた漫画を雑誌連載するなど、今なお精力的に活動している。この日はプライベートでも付き合いがあるという作詞家の東海林良さんとユーモアたっぷりにトークを繰り広げ、「あしたのジョーは原作と作画のせめぎ合いの中で生まれた作品。梶原さんとは相当やりあった」と当時の秘話も明かした。

　14年11月以来となる世界戦が内定した大竹は、ちばさんから「世界戦がんばって」とエールを送られると、「いつお会いしても優しい方。力をもらった」と喜んだ。なお、大竹の世界戦は来週にも正式発表される見通し。