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[試合後談話]2018.6.22

タイトル戦の穴を埋めた4回戦

 22日に後楽園ホールで開催された「オーバーヒート・ボクサーズナイト」のメイン、日本バンタム級王座決定戦は村中優(33=フラッシュ赤羽)が体調不良のため棄権、中止となり、全試合4回戦となったが、C級選手たちが激闘を繰り広げ、この日詰めかけた1200名の観客を盛り上げた。
2試合連続KO勝ち
 第8試合バンタム級4回戦では長岡大樹(35=フラッシュ赤羽)と森朝登(21=ワールドスポーツ)が対戦。サウスポー同士の一戦は、森が強烈な左ストレートを決めてダウンを奪い初回KO勝ちを収めた。
来年の新人王を目指す!
 控室に戻ると、ジムの先輩で日本ミドル級王者の竹迫司登(たけさこ・かずと)に祝福された森は、「相手の動きを見てから左から攻めようと思っていた。倒したのはたまたま」と謙遜した。
 森の試合を観戦した竹迫は「パンチもしっかり見えていて豪快なKOだった。これからもKOを続けてほしいですね」と後輩の勝利に笑みを浮かべた。
久野が4勝目を挙げた
 フライ級4回戦では増田大輝(24=グワップ協栄)と久野喬(26=スターロード)が激突。増田が豊富な手数で攻め立てたが、サウスポー久野は3回から左ストレートで膝を揺らすと4回も優勢に進めて判定勝ちした。
精神面で相手を上回れた
 6年かけてB級に昇格した久野は「6回戦に上がるのはボクシングを始めた時からの夢のひとつだった。デビューから3連敗して諦めかけたが、会長に叱咤激励されてここまで続けてこられた」と喜びに浸った。年に4〜5回の海外出張があり多忙を極める久野だが、出稽古を重ね実力を蓄えた。「今は気持ちが高ぶっているので次の目標は思いつかないが、自分を信じてこうして結果が出たのでこれからも食らいついていく」と目を輝かせた。

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