WBSSクルーザー級決勝は7.21 ウシクvsガシエフ

　WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)のクルーザー級決勝、WBO&WBC王者オレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)とIBF&WBA王者ムラト・ガシエフ(ロシア)の対戦が7月21日、ロシアの首都モスクワのオリンピック・スタジアムで行われることが決定した。

　元ロンドン五輪金メダリストでWBO王者のウシクは、初戦となる準々決勝ではドイツ・ベルリンにて元王者のマルコ・フック(ドイツ)を一方的に攻め立て試合を進めていき10回TKOのストップ勝ち。更に準決勝でもWBC王者のマイリス・ブリエディス(ラトビア)のホーム、ラトビアに乗り込み2-0判定で2本目のベルトを獲得した。
 　一方のIBF王者のガシエフは、初戦を米国にて元王者のクジストフ・ウロダルチク(ポーランド)を3回にダウンを奪いそのままKO勝利しコマを進めると、準決勝ではWBA王者のジュンエル・ドルティコス(キューバ)と地元ロシアで統一戦に。試合は最終12回に2度のダウンを奪い、2:52秒で最終回TKO勝利となり決勝進出した。

　WBSSクルーザー級トーナメントはWBA"正規"王者デニス・レベテフ(ロシア)以外の主要4団体王者が出揃い始まると好試合が続出、最終的に2本の世界タイトルを保持した者同士の決勝戦、4団体統一王座決定戦となった。当初、5月11日にサウジアラビアで決勝を開催される予定であったがウシクの腕の怪我により延期となっていた。
　またもう一つのトーナメント、スーパーミドル級決勝、WBAスーパー王者のジョージ・グローブス(イギリス)vsカラム・スミス(イギリス)の日程は追って発表されるようだ。
　優勝者に送られるモハメド・アリ・トロフィーと賞金1000万ドル(約11億円)は誰の手に!?井上尚弥(大橋)がバンタム級で参戦することで日本でも注目を一挙に集めるWBSSの優勝者がサッカー、ワールドカップ後のロシアにていよいよ決まる!