辰吉寿以輝が第9戦を発表

　大阪帝拳ジム所属の辰吉寿以輝が20日、大阪市内のジムで次戦を発表した。7月27日(金)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で、インドネシア・フェザー級チャンピオンのノルディ・マナカネを迎えてスーパーバンタム級10回戦に臨む。またこの日は、ジムの大先輩で元WBA世界バンタム級王者の六車卓也氏(57)が辰吉のトレーナーに就任したことが、併せて発表された。
 

　会見の冒頭、吉井寛会長は「7月27日に、辰吉の第9戦が決まりました。相手はインドネシアフェザー級チャンピオンのノルディ・マナカナ選手です。ベテランですが、辰吉には経験を積んでもらいたいと思って組みました」と決定に至った経緯を説明した。「また、元WBA世界バンタム級チャンピオンの六車卓也が、ヘッドコーチとしてジム全体と、辰吉のトレーナーとして5月20日から就いてもらいました。元世界王者の経験を辰吉に伝授していってもらいたいと思います」と新師弟コンビを発表した。
 

 　9戦目が決まった辰吉は「早い間隔で試合が決まってうれしいです。相手に関しては特に何も思わないです。10回戦ですが、それ以上に練習しているので問題ないです。前回の試合では少し力み過ぎたので、そこは修正したい」と課題を挙げた。
　コンビを組む六車トレーナーについて「世界チャンピオンですし、言うことは間違いないと思うので、しっかり聞いてやっていきたい」と語った。

　最後にヘッドコーチに就任した六車氏は「(辰吉は)パンチのある好戦的な選手で、見ていて面白い選手だと思っています。自分の強みをもっと伸ばしていってほしいと思います」と印象を語ると「力んでしまうところがあるので、コンビネーションの中で強弱をもう少しつけさせたい。コンビネーションを磨いていってほしい」と辰吉の成長を促した。