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[調印式・前日計量]2018.5.19

田口良一 正々堂々打ち合う!

 いよいよ明日に迫ったWBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王者の田口良一(31=ワタナベ)の、日本人初となる世界統一王座防衛戦。その調印式と会見、前日計量が試合会場の東京・大田区総合体育館で行われ、挑戦者ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)とも仕上がりの良さを口にした。
 試合は田口の後輩、IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24)のV2戦とダブルタイトルマッチとして開催され、当日はTBS関東ローカルおよび名古屋地区のCBCで地上波放送、翌21日(月)には民放公式テレビポータルサイト「TVer(ティーバー)」で配信される。
今回も青色のグローブを選択
 2団体の調印が終わり、グローブチェックでは日本製の8オンスが用意され、田口は3年半前の世界挑戦時から変わらぬ挑戦者カラーの青、ブドラーは黒を選んだ。
勝つのは自分
 続いて行われた会見では、WBA8度目、IBF初の防衛戦を迎える田口が「日本初は嬉しい。正々堂々と打ち合い、盛り上がる試合をして勝つ」と気を吐き、元WBA世界ミニマム級王者のブドラーも「田口はオールラウンドで強い。最高の選手と2本のベルトを懸けて戦えることは光栄。タフな試合になることは分かっているが、ベストを尽くしエキサイティングな試合を見せる」と話し、2階級制覇を誓った。
ブトラーは黒色を選んだ
 その後に行われた計量は、両者ともライトフライ級リミットの48.9kgで一発クリア。ブドラーの方から手を差し伸べ、チャンピオンに「グッドラック」と言葉を投げかけた。
 この後は早めに夕食を摂って明日に備えると話した田口だが、ジャッジの一人に敵国の南アフリカ人がいることについて問われると、「納得がいかない。判定まで行ったら嫌だし、フェアにやってほしい」と注文。渡辺均会長も日本ボクシングコミッションにクレームを出し、IBFと協議の上、調整するとの回答を得た。
戦闘モードに突入
 日本史上初の統一世界王座防衛戦。過去、世界王座を5度防衛したブドラーは対応力に優れた選手でスタミナも十分に備えているが、総合力ではやはりチャンピオンが上。ジャブで先手を取ると話した田口が、早い回に流れを掴めば中盤以降にチャンスが訪れそうだ。
決戦の舞台は大田区総合体育館
■計量結果
WBA・IBF世界ライトフライ級王座統一戦
統一王者 田口良一(ワタナベ)
体重:48.9kg
体温:36.7℃
脈拍:85/min
血圧:129/72mm/Hg

挑戦者ヘッキー・ブドラー(南ア)
体重:48.9kg
体温:36.7℃
脈拍:69/min
血圧:116/74mm/Hg

■試合役員
レフェリー/サミュエル・ウィリアムズ(米)
ジャッジ/マイク・フィッツジェラルド(米)、アルフレド・ポランコ(メキシコ)、調整中
立会人/WBA 安河内剛(日本)、IBF ベンジャミン・ケイルティー(豪)

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