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[試合後談話]2018.4.28

神戸で世界レベルのフェザー級戦

    前WBA世界スーパーバンタム級王者で現WBA世界フェザー級7位の久保隼(真正)が28日、神戸市立中央体育館で開催された「REAL SPIRITS」のメインイベントに出場。元東洋太平洋フェザー級王者の大沢宏晋(ロマンサジャパン)を迎えて、フェザー級転向初戦に臨んだ。ボクシングファン注目の一戦は、開始から危険な距離に踏み込む大沢に対し、復帰戦を勝利で飾りたい久保が左で迎え打った。
判定の瞬間
    試合は、距離を奪い合った白熱の展開を見せたが、多彩な左を好打した久保が競り勝った。踏み込む大沢は大きな右を狙う。対して、大沢の踏み込みに合わせて、左ストレートを上下に散らした久保はクリーンヒットを重ねた。中盤からはクリンチが多く、両者ホールディングの反則を取られるが、先手を取る久保が終始自分の距離でボクシングを展開し、判定勝利を手にした。
 
競り勝った久保
    試合後、久保は「予想通りの展開でした。この試合が決まってからも、人生という意味でいろいろなことがあり、苦しいこともあったので、大沢選手に勝てて本当に良かったです。会長の思っていた試合展開ではなかったかもしれませんが、大沢選手の距離になっても引くつもりはなく、接近してでも戦いました。これからも、納得いく相手と試合をしていきたいと思います」と試合を振り返り大粒の汗を拭った。
山下正人会長
 山下正人会長は「こういう展開になるのは予想していた。前半はうまくさばけていたし練習の成果も出ていたと思う。まあ、カットもしているし、次戦は秋頃になるかな。ランキングも上がると思うので、しっかり考えてマッチメイクしていきます」と、安堵の表情を見せた。
 
大沢宏晋(ロマンサジャパン)
 悔しい敗戦となった大沢は「負けたということは、自分が弱かったということです。それしか言いようがありません」と、肩を落とした。
 
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