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[一夜明け会見]2018.4.16

村田諒太、ミドル級初快挙にも哲学語る

 昨日、横浜アリーナで8位の挑戦者エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を8回TKOに下し、初防衛に成功したWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が、快勝から一夜明け、東京・神楽坂の帝拳ジムで記者会見に姿を見せた。会見では、かつて竹原慎二氏が果たせなかったミドル級世界王座の初防衛に成功したことへの持論や、スーパー王者として自身の上に君臨するゲンナディー・ゴロフキン(カザフスタン)への対戦意欲など、試合疲れを吐露しつつも、サービス精神旺盛に持論を語った。
時折見せたこんな表情の理由は?
 「今回はとりあえず今月いっぱい休みたいです」。会見の序盤、村田にとっては珍しい「休暇宣言」があったが、ボクシングへの取り組みに心が折れた様子など、その表情からも皆無だった。しかし会見後、フォトセッションに入って、チャンピオンベルトを肩に担ぐときなど、村田は時折、苦しそうな表情をのぞかせる。
「いつにも増して筋肉痛がひどいんです。昨日の相手は攻めるより倒されないことに重点を置いて、僕が空振りしたところを狙う戦法だったので、こっちはいつもより追いかけることが多くなって、バランスを崩さないように筋肉をいつもより使っていたんだと思います」
ジャブで攻めつつ右の「軌道」を模索した
 試合内容については、全体的に高い満足度を持った様子だった。
「いつも“守るための左ジャブ”を出しがちなんですけど、今回は“攻めるためのジャブ”を使って、右につなげる展開をつくれました。途中まで右が上手く打ち込めなかったので、軌道を変えることでノックアウトできたのもよかったと思います。他の選手だったらもっと早く倒せる方法があるのかもしれないですけど、今の僕にとってはベストな流れでのKOタイムだったと思いました」
多くの報道陣に囲まれた会見
 会見ではいつも通り、短時間に思慮深い内容が凝縮された。たとえば村田以前では唯一の日本人ミドル級世界王者であった竹原慎二氏が、96年6月、ウィリアム・ジョッピー(アメリカ)に敗れて逃した初防衛を、今回、自身が果たしたことで、「竹原氏を超えてどう思うか」という問いが出るとこう答えた。
「“超えた、超えない”はみなさんが評価してください。他者との比較はもちろん気になりますけど、歴史的な位置づけまで変わると、僕のコントロールできないところですし、比較にならないと思っています」
ゴロフキンもWBAのベルトを持つ
 昨日と同様、「ゴロフキンについてどう思うか」の問いには「同じキャンプをしたこともあるし、憧れであるし、強さの象徴であり、リアリズムを感じる。その上にクリーン。理想的な目標だと思います。ただ、僕がアッサン・エンダム(フランス)と初めて戦う前に“村田は勝てるのか?”という懸念も多かったけど、再戦では“勝って当然”の論調も出てきた。だからゴロフキンについても戦う前に僕のほうが下とまでは決めたくない」という心持ちを話した。
 また、ゴロフキンについては「サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と戦うんだったらぜひ観に行きたい」とも。いずれにせよ、「未来を見据えて」の休息が最優先で、その間は哲学者ではなくパパとして家族サービスにも奔走しそうだとを笑った。
哲学者からひとまずパパに?
 会見に同席した浜田剛史・帝拳ジム代表は昨日の出来について「やろうとしていたことができた内容だったが、まだ伸びるという意味で80点。倒さないといけない邪念が入るかと思ったら大丈夫だった」と評価している。

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