村田諒太にドリームプランが浮上!

　13日に都内のホテルで行われたWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(31=帝拳)対同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=伊)の調印式には、村田をアメリカでプロモートするトップランク社のボブ・アラムCEOも出席。15日(日)に横浜アリーナで初防衛戦に臨む村田の次戦プランを明かした。

　調印式と会見後、記者に囲まれたアラム氏はロンドン五輪金メダリストの村田の次戦について「米ラスベガスのMGMで同大会銀メダリストのエスキーバ・ファルカン(ブラジル)と考えている」とメダリスト対決の構想を発表。さらに1990年のマイク・タイソン以来となる東京ドームでの試合をプロモートするのが自身の夢と話し、今冬にミドル級3団体統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)とのドリームマッチを描いていると明かした。
「これが東京ドームで開催できれば凄いことだ! ゴロフキンのプロモーターとは仲が良いので決して夢ではない」(アラム氏)。

　またこの日、米エンターテイメント大手「MGMリゾーツ」が村田と公式スポンサー契約を結んだことが発表された。同社は伝説的なビッグマッチを数多く開催する米ボクシングの聖地、MGMグランド・ガーデン・ホテルを保有・運営する米国有数のエンターテイメント企業。日本人ボクサーとして初の契約合意を受けた村田は「ラスベガスでぜひタイトルマッチをやってみたいです。 ボクシング界ではMGMは特別なブランド。そのMGMと協力していただいて戦えることを誇りに思います」と喜び、同社のビル・ホーンバックル社長も「村田選手は類まれなアスリートであるとともに、日本ならびに世界中のファンにとって素晴らしいロールモデルであり続けています。近い将来、ぜひラスベガスで彼の試合を開催したいと思っています。この試合にGood luck!」と期待を込めてコメントを送った。