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[調印式・会見]2018.4.13

すべきことは分かっていると村田諒太

 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級タイトルマッチ、チャンピオン村田諒太(31=帝拳)と挑戦者で同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=伊)の調印式と会見が13日、都内のホテルで行われた。試合は15日(日)横浜アリーナで開催され、当日19時57分からフジテレビ系列で全国生中継される。
世界有数のプロモーターも期待する一戦
 調印式の冒頭、村田をアメリカでプロモートするボブ・アラム氏が挨拶にたち、「欧州チャンピオンのブランダムラは村田に対し、非常に難しいバトルを仕掛けてくるだろう。この試合はアメリカでもESPN(ケーブルテレビ局)で生中継され、前回の試合(村田の戴冠戦)同様、沢山のボクシングファンが視聴してくれるはずだ」と期待した。
村田は黒のグローブ一択
 グローブチェックでは村田がアメリカ製の黒のグローブを選び、ブランダムラにはアメリカ製の黒とイタリア製の赤のグローブが用意され、入念なチェック後に慣れ親しんだ地元製のものを選択した。
ベストを尽くす!
 会見に移り、メンタルともコンディションは上手く作れていると笑顔で話した村田は、カメレオンの異名を持つ挑戦者に対し「僕は前に出て、相手が嫌になるほどパンチを打つだけ。すべきことは分かっているのでベストを尽くす」と抱負を述べた。
グローブ選択に時間をかけた挑戦者
 これに対し世界初挑戦のブランダムラは「どういった戦いをするかは日曜の試合を見届けてほしい」とした上で、相手に合わせたクレバーな戦いに長けているだけに「村田が音楽を一曲かけてくれると思うので、私はそれに合わせて踊りたい」と独特の表現で答えた。
健闘を誓い握手をかわした
 また、村田は先日引退を表明した同門で南京都高等学校の先輩でもある元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏に「自分のあとを継ぐのは村田」とバトンを渡されたことについて聞かれ、「自分の価値はまわりが作るものだが、先輩のような偉大なチャンピオンになりたい」とコメント。続けて「勝てばミドル級では日本人初の世界王座防衛になるが」と問われ、「そう言われるからプレッシャーを感じる。少しは恐怖心もある」と素直な心境を話した。
 どんなスタイルにも対応するという挑戦者を迎え、村田が鬼門の初防衛戦をどう乗り越えるのか注目したい。

■試合役員
レフェリー/ラウル・カイズJr(米)
ジャッジ/ロバート・ホイル(米)、カルロス・スクレ(米)、アルフレド・ポランコ(メキシコ)
立会人/ジョージ・マルチネス(メキシコ)

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