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[予備検診]2018.4.12

比嘉大吾の胸囲がすごい!

 15日に横浜アリーナでWBC(世界ボクシング評議会)フライ級タイトルマッチに出場する王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)と挑戦者で同級2位のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が12日、都内のホテルで予備検診に臨んだ。比嘉の胸囲は、前回の試合と同じ97.0pとフライ級としては規格外の数字を叩きだしたが、計量2日前からかこれまでにない厳しい表情を見せた。試合の模様は当日19時57分からフジテレビ系列で全国生放送される。
緊張感を漂わせた比嘉
 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級戦に出場する王者の村田諒太(32=帝拳)と挑戦者のエマヌエール・ブランダムラ(38=メキシコ)に迫る胸囲の大きさを見せた比嘉。ロサレスとは18pのリーチ差があるが「これまでも身長の高い選手と戦ってきたので気にならない」とコメント。挑戦者の印象も「映像で見た感じと同じで特に(印象は)ない」と話し会見を切り上げた。
具志堅会長も試練のV3戦だと覚悟
 会見後に同席した具志堅用高会長は「大吾は今回も減量がキツいと思う。今はホテルでトレーナーが付きっきりで見ている」と明かすと「思っていたより身長は高くないが、これまでの相手より根性がありそうだ」とロサレスを警戒した。しかし、「スパーリングを見ていてもパワーがついて、思い切りが良くなった。倒しに行くファイトスタイルなので大吾の好きなように戦わせたい」と日本新記録となる16連続KO勝利を期待した。
映像の方が強く感じた
 一方、検診結果を見たロサレスは「身長、リーチで私の方が上だったのでこのメリットを活かしたい」と意気込むと、「YouTubeで見た比嘉はパワフルで素晴らしいチャンピオンだと思ったが、横に並んだ印象は小さくて強さを感じなかった」と強気に言い放った。
左:エルナンデストレーナー 右:ゴンサレストレーナー
 1〜6ラウンドはロヘルゴ・ゴンサレスチーフトレーナーが、7〜12ラウンドがウィメル・エルナンデスフィジカルトレーナーが指示を出す作戦を明かしたロサレス陣営。エルナンデストレーナーは比嘉の胸囲の大きさに「的が広くパンチが入れやすい」と反論すると、「比嘉よりタフな練習をしてきたのでベルトをニカラグアへ持ち帰るだろう」と自信を見せた。
身長差は8p
■検診結果
WBC世界フライ級タイトルマッチ
王者:比嘉大吾(白井・具志堅)
身長:161.0cm
頸周:35.0cm
胸囲:97.0cm
リーチ:163.0cm
血圧:136/82mm/Hg
脈拍:42/min
体温:36.6℃

挑戦者:クリストファー・ロサレス(メキシコ)
身長:169.0cm
頸周:36.0cm
胸囲:79.0cm
リーチ:181.0cm
血圧:112/50mm/Hg
脈拍:66/min
体温:36.9℃

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