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[試合後会見]2018.3.27

久我勇作vs小坂遼は衝撃の結末!そして…

 日本スーパーバンタム級王者の久我勇作(27=ワタナベ)が27日、後楽園ホールで開催された「ガッツファイティング&DANGAN209」のメインイベントに出場。同級1位の小坂遼(24=真正)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。試合は初回から大きな山場を迎え、衝撃的な結末に。そして試合後の控室で、久我の口からあの選手の名前が飛び出した――。
王者の力を見せつけた!
 中間距離での攻防となったが、久我が左ボディから右ストレートで効かせると、右ストレートを振り抜き先制のダウンを奪った。ゆっくりと立ち上がった小坂に久我は連打からの左フックを決めて2度目のダウン。ここもなんとか立ち上がったがレフェリーは試合をストップした。久我が圧巻のKO勝ちで2度目の防衛に成功した。
和氣さんと日本タイトルをかけて戦いたい
 早々と試合を終えた久我は、控室の会見で開口一番「世界戦ももちろんやりたいが、ファンが望むカードがやりたい。国内のスーパーバンタム級でトップの和氣さんと戦いたい。決まれば盛り上がる」と同じ階級の宿敵を挑戦者に指名した。続けて、2戦ぶりのKO勝利に「相手がどういうタイプか分からなかったので、自分のボクシングを心掛けた」と振り返り、「効かせた後に熱くなってしまったのが課題」と反省するのも忘れなかった。
 会見に同席した渡辺均会長は「世界挑戦者決定戦のような形で和氣選手と7〜8月頃にできれば」と後押し。日本人同士のサバイバルマッチに機運が高まった。
ダメージはあった
 一方、タイトルを獲得することができなかった小坂は、「何も覚えていない。まだ自分が弱いということ」と淡々と試合を振り返った。
挑戦者に名乗りを上げた和氣
 この試合を観戦したIBF世界スーパーバンタム級8位の和氣慎吾(FLARE山上)は「今日の試合だとちょっと比較できない。ただ、ひとつ分かるのは戦えば勝てるということ」と自信を示した。
大森将平(25=ウォズ)
 同じくこの試合を観戦した元日本バンタム級王者の大森将平(25=ウォズ)は「久我選手は前半に強いタイプなので、後半にいけば面白いと思ったが、(小坂選手は)右をもらってしまった。久我選手がスピードとパワーで圧倒しましたね。自分的には(戦えば)相性が良さそう」と感想を語った。

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