ダニエル・ローマン来日「松本とはタフな試合になる」

　2月28日(水)の後楽園ホールでWBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級11位の松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける王者ダニエル・ローマン(27=米)が15日午後、羽田空港着の便で来日。長旅の疲れも見せずに集まった報道陣に笑顔を振りまくと、「松本は背が高くハングリーな選手だけにタフな試合になるだろう」と警戒した。ローマンは昨年9月に京都で久保隼(真正)を9回TKOで破り王座を奪取。今回が初防衛戦となる。通常、世界戦で来日する外国人選手よりも少し早めの試合二週間前に日本の地に降り立ったチャンピオンだがーー。

　時差と気候に慣れるため早くに来日した一行は、これから日本でベストコンディションに持っていくための作業に入る。減量も順調に進み不安はないと言うローマンは、「美しいこの国が好きだよ。日本のファンに良い試合を見せてタイトルを守る。できれば倒して勝ちたいね」と2週間後の初防衛戦に向け意気込みを語った。明日は横浜市内の大橋ジムで練習を公開する。