田中恒成が比嘉戦に合わせて沖縄入り!

　世界2階級制覇チャンピオンでフライ級に転級した田中恒成(畑中)が2日から6日まで沖縄でキャンプを張っている。先月29日に大学のテストが終わったという田中は、ボクサーモードへの気持ちの切り替えとWBC(世界ボクシング評議会)世界フライ級チャンピオン比嘉大吾(白井・具志堅)の世界戦の観戦のために沖縄入りを決めた。ナカザトジムでトレーニング中の田中をボクシング芸人のやすおかだいごが直撃。比嘉戦の展望予想と本人の今後に関して、話を聞いた。

　3月31日(土)にフライ級で最初の試合に臨む田中は「合宿中に少し体重を落としつつ、試合のことを考えたい」と話した。また、先日ボクモバにアップされた対戦相手のバルドナドのインタビューを読んだという田中だが、「横からのパンチに弱いって、フックのことを言っているのかな?」と相手が指摘していた自身の弱点に関しては、それほど気には止めていなかった。

　沖縄キャンプ中、朝はナカザトジムからホテルまで直線距離を10kmのロードワーク、昼はプールトレーニング、夜はジムワークと3部練習を行っている。「昨年9月の試合の内容が良くなかったので、今回はノンタイトル戦だがかなり重要な試合だと思っている」と次戦にかける意気込みは強い。そのためか、世界3階級制覇を視野に入れつつも「チャンスがあればどの団体のチャンピオンともやってみたいが、今は目の前の試合に集中したい」と気を引き締めた。

　比嘉大吾(白井・具志堅)とモイセス・フエンテス(メキシコ)の世界戦前日計量を会場で見た田中は「フエンテスは調子が良さそうでした。序盤から激しい打ち合いになると思います」と試合の展望を述べると「どっちが勝つにしてもKO決着。早い段階で決まる。ちなみに、比嘉大吾選手のKO勝ちを予想します」。試合は今夜、19:58からフジテレビで生中継される。