田中恒成がフライ級初戦を発表

    前WBO世界ライトフライ級チャンピオンでWBO世界フライ級1位の田中恒成(畑中)が30日、名古屋市内のCBC放送特設会場で次戦の発表会見を行った。次戦は3月31日(日)、名古屋国際会議場で同級世界12位でWBOオリエンタル同級王者のロニー・バルドナド (比)とフライ級10回戦に臨む。田中は昨年WBO世界ライトフライ級タイトルを返上し、階級を上げて3階級制覇を目指し試運転の試合に臨む。

    フライ級初戦が決まった田中は「世界前哨戦としてフライ級の試合が決まりました。フライ級に上げて初戦になるので、ライトフライ級の時より良いパフォーマンスを見せて勝ちたいと思います」と、挨拶した。昨年負った目の怪我も癒え、先週からスパーリングを開始した田中は「減量の影響で階級をフライ級に上げたので、ライトフライ級の時よりも良いパフォーマンスができなければ、減量というよりもただ弱かったということになってしまう。今までで一番のパフォーマンスをフライ級でしたいと思います。スピードもパワーも全部スケールアップしたパフォーマンスを見せます」と、力強く語った。
    対戦相手については「思い切りパンチを振り回してくる選手。目の怪我のこともあるので少し不安な部分もありますが、その不安な気持ちによって自分のパフォーマンスを低下させないように思いっきりKO目指していきます」と、拳を握った。