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WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級挑戦者決定戦、1位のクリスチャン・ハマー(30=ルーマニア/独)対6位の元WBA(世界ボクシング協会)王者アレクサンデル・ポベトキン(38=露)の12回戦はロシアのエカテリンブルクで行われた。ポベトキンの持つWBOインターナショナル王座と空位のWBAインターコンチネンタル王座もかかった大事な一戦、どちらが制したのか。
アレクサンデル・ポベトキン
比較的静かな立ち上がりとなったが、徐々にポベトキンが攻勢を印象づけてポイントをピックアップしていった。後手にまわったハマーは折々でパンチを返すもののペースを奪うことはできない。7回、ハマーはホールドの反則をとられて減点1を科され、失点は増える一方だった。その後もポベトキンが手数と攻勢で勝り、明白な判定勝ちを収めた。採点は120対108、120対107、119対109と大差がついた。WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)への挑戦権だけでなくWBAスーパー王者アンソニー・ジョシュア(英)への挑戦も浮上してきたポベトキンは34戦33勝(23KO)1敗。敗れたハマーは27戦22勝(12KO)5敗。