尾川 IBF王座決定戦

　IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級王座決定戦、4位の尾川堅一(29=帝拳)対5位テビン・ファーマー(27=米)の12回戦は9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われる。試合を翌日に控えた8日、尾川とファーマーに加えダブルメインとして出場する元世界2階級制覇オルランド・サリド(37=メキシコ)、相手のミゲール・ローマン(32=メキシコ)も計量に臨んだ。
※尾川対ファーマーは10日(日)午後0時20分からWOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行ライブ配信。翌11日(月)夜9時からWOWOWライブ・チェンネル「エキサイトマッチ」で放送。

　計量はマンダレイベイ・リゾート&カジノのオープン・レストランで行われ、一般にも公開された。多くの関係者やファンが見守るなか秤に載った尾川は、スーパーフェザー級リミットの130ポンド(約58.9キロ)を下回る129.5ポンド(約58.7キロ)でパスした。ファーマーも同じ体重だった。尾川は23戦22勝(17KO)1敗、ファーマーは30戦25勝(5KO)4敗1分。オッズは前日の14対1から10対1に差が縮まったもののファーマー有利が続いている。

　ダブルメインではWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級1位のサリドと5位のローマンの試合が行われる。この試合は当初、暫定王座決定戦と発表されたが、無冠戦に変更された。131.5ポンド(約59.6キロ)で計量を終えたサリドは62戦44勝(31KO)13敗4分1無効試合、130.5ポンド(約59.1キロ)のローマンは69戦57勝(44KO)12敗。

　前座では前WBCスーパーフェザー級王者(現2位)フランシスコ・バルガス(メキシコ)対スティーブン・スミス(英)のサバイバルマッチも行われる。1月にミゲール・ベルチェル(メキシコ)に11回KO負けを喫して無冠になったバルガスは、これが再起戦となる。26戦23勝(17KO)2敗1分。2度の世界挑戦経験を持つスミスは28戦25勝(15KO)3敗。計量はふたりとも130ポンド(約58.9キロ)だった。