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[東京五輪]2017.12.1

千葉の「新怪物」堤駿斗、次の照準は?

 先月、福井産業会館で行われた今年度の全日本選手権(第87回)で、井上尚弥(当時・相模原青陵高)以来、6年ぶりの高校生王者となった堤駿斗(18=習志野高)は、次の照準を来年にインドネシアのジャカルタで開催されるアジア大会を挙げた。同大会は「アジア版五輪」と呼ばれ、前回2014年の仁川大会では、競泳の萩野公介が日本人3人目の最優秀選手に輝いている。
左:堤 右:中野
 堤は、1回戦で関西学生リーグ階級賞の池側純(大阪商業大)、2回戦で関東大学リーグ10戦全勝の金子虎旦(日本大)、続く準決勝戦では田中亮明(中京高・教員)、決勝戦でも現・大学4年生でもその才能を特に評価されてきた中野幹士(東京農業大)を破った。しかし、どの試合も決してたやすくなかったとは、本人も認めている。中でも田中戦は、3ラウンド目をどちらにつけるかで、評価が割れる試合であり、実際の判定も3対2と際どかった。ただ少なくとも、タレントぞろいのバンタム級で、堤が「強い高校生」を超えた存在感を持ち始めたのは確かだ。“高校生が東京五輪を目指すには10年早い”。そんな認識が覆り、堤の可能性に期待を持つ関係者もいっそう増えている。
 
大会最優秀賞にも選ばれた
「この試合に向けてヘッドギアなしでの実戦練習を続けてきました。頭がぶつかると痛いんですけど、慣れたらパンチがよく見えるし、自分に向いていると思うようになれました。ただ、試合が始まるとどうしても固くなってしまって、自信を持って優勝を目指そうと思えたのは、田中選手との試合で勝ってようやくです」(堤)
 田中の武器は絶対的に左ストレート。だがこれは警戒されるため、田中はもう一つ武器を用意してくるかもし知れない。ここまでは堤にとって想定内だった。だが、逆に堤が準備した田中対策を、田中がじわじわと慣れてくるキャリアは予想以上だったと振り返る。
「あと2ラウンドくらいあったらはっきりペースを握られていた気もします」
 現在の未熟さをホープは正直に認めた。
世界王者イエラリエフの壁
 それでも優勝後の堤に次の照準を尋ねると、今回の優勝を想定できていたというように、アジア競技大会と即答する。
「この大会で自分がどれだけ通用するのかを試してみたい」
 去年の今頃、全日本選手権への意気込みを訪ねた時と同じセリフだった。
 しかし、バンタム級における層はアジアそのものが重厚だ。今年の世界選手権で金メダルを獲得したカイラット・イエラリエフ(カザフスタン)や2年前の世界選手権で銀メダルを獲得したムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を始め、世界と存分にわたり合える強豪たちがひしめき合っている。
現在は岩手で指導者の八重樫氏
 それに加え、日本は1994年の広島で八重樫剛(東京農業大)がライト級を制してから、ボクシングにおけるアジア大会の優勝とは疎遠になっている。
 しかし堤は、日本史上初めてアジア・ユース選手権、世界ユース選手権を制した。新たな金字塔を打ち立てることも期待したくなる流れを今回でものにしている。もちろん、その一方で堤に敗れた国内トップ選手の逆襲もあり得るだろう。

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