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WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)対WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ/米)の12回戦は12月9日(日本時間10日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブアリーナ、ザ・シアターで行われるが、今回は当日計量が課されることになった。
世界戦で6連続KO勝ち中のロマチェンコ
ロマチェンコは126ポンド(約57.1キロ)のフェザー級でプロ活動をスタートしたが、現在は130ポンド(約58.9キロ)のスーパーフェザー級でWBO王座に君臨している。対するリゴンドーは8年前のプロデビュー時から一貫して122ポンド(約55.3キロ)のスーパーバンタム級で戦っている。両者間には2階級、約3.6キロの体重差があるため、当日計量が行われることになったようだ。前日計量は130ポンドがリミットとなるが、当日朝9時の再計量では両者とも138ポンド(約62.5キロ)以内に抑えることが義務づけられるという。この契約を破った場合は「1万ドル(約110万円)以上の罰金になることは間違いない」(プロモーターのトップランク社カール・モレッティ副社長)という。
この試合は五輪を連覇してプロでも世界王座を獲得したサウスポーの技巧派王者同士の対戦として注目を集めており、約5000枚のチケットは10月の時点で売り切れた。4度目の防衛戦に臨むロマチェンコは10戦9勝(7KO)1敗、飛び級で2階級制覇を狙うリゴンドーは18戦17勝(11KO)1無効試合。オッズは9対2でロマチェンコ有利と出ている。