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[前日計量]2017.11.19

初代女子王座を懸け全勝同士が激突!

 明日20日、後楽園ホールで開催される「ザ・カンムリワシファイト.55&DANGAN201」のセミファイナルでは、日本女子初代ミニフライ級王座を懸け、1位で8戦全勝(4KO)の矢吹純(26=協栄)と、2位でこちらも5戦全勝(2KO)の小村楓香(20=グリーンツダ)が激突! その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者とも規定の47.6kgを一発でクリアした。
矢吹は鍛え抜いた広背筋を披露
 矢吹は100gアンダーの47.5sで計量を終えると、デビューから3年で掴んだ念願のタイトル戦を前に「やっとこの日が来たなという気持ち。力まず気負いなく、平常心でいつも通りのボクシングを」と心がけた。また、163pの矢吹に対し12pほど小柄な小村については「第一印象は可愛いなと。空手出身でパンチをしっかり打ってくるので気をつけたい」とし、その上で「サウスポーの利点を活かし、レベルアップした姿を見せたい。必ずベルトを獲ります」と必勝を誓った。
卒業後はボクシングに集中する
 一方この日、関西から乗り込んできた現役女子高生の小村は、700gアンダーで秤を降りると「地元よりも敵地の方が集中できる。良い緊張感です」と笑顔を見せた。制服姿の理由については「明日は試合で学校を休むが、次の日は朝一で新幹線に乗り、そのまま登校するため。来年卒業するためにもこれ以上、出席日数を減らすわけにはいかない」と切実な理由があったが、戦うJKは「私の売りは豊富な手数とガンガン前に出る圧力。矢吹さんは経験したことのないプレッシャーを味わうはず。ベルトを獲り、卒業に向けて頑張りたい」と王座獲得に意欲を示した。
意地のぶつかり合いが期待できる
 はたして日本女子ミニフライ級初代王者の称号はどちらの手に渡るのか――。予選から勝ち進んできた全勝同士の一戦だけに、明日は見応えのある対決が期待できそうだ。

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