大阪で新人王西軍代表決定戦

    大阪市内のエディオンアリーナ大阪・第2競技場で12日、2017年度新人王西軍代表決定戦が行われた。スーパーフライ級、フェザー級、ミドル級で棄権者が出たことで試合が中止になったものの、9階級で激戦が繰り広げられた。名古屋以西の強豪ジムから勝ち上がってきた精鋭の戦いはミニマム級から技術の高い戦いが大歓声を呼んだ。

    全9階級で行われた新人王西軍代表決定戦。試合後、3賞が発表された。

    技能賞の安達陸虎(井岡弘樹)は2ラウンドに2度目のダウンを奪い完勝した。「前半ちょっと硬かったですが、相手の動き見えていたので、落ち着いて攻めれましたね。あと一勝ですから頑張ります」と、気を引き締めた。

    敢闘賞のマーカス・スミス(平仲BS)は圧倒的な突進力で相手をねじ伏せ全日本に駒を進めた。「皆さんのサポートのおかげで勝てたと思う。次は東京なので頑張って優勝します」と、人懐っこい笑顔をみせた。

    MVPは、注目の17歳、森武蔵(薬師寺)、17歳とは思えぬ落ち着きで相手のスキを突くと、スピードに溢れる右で鮮やかなKO勝利。「パンチが当たるのはわかっていたので、2ラウンド、右のフェイントで下を狙うフリをして上に当てにいきました。決まって良かったです。ここで負けたら、予選の1試合目で負けるのと一緒ですし、とりあえず全日本は必ず獲ります」と、最後まで落ち着いた様子で語った。