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[試合後談話]2017.11.5

三田のホープが半年ぶりに再起

 5日に国内で行われた興行3つのうち、2つは兵庫県内。そのうち、丸元大成会長の故郷である三田から世界王者を出す信念の軸に、この地で10度の興行に取り組んできた大成ジムの『三田から世界へ』第11弾は、前回の試合でジェリー・トモグダン(フィリピン)に痛烈な6回KO負けを喫しながらも、この地域期待の星に変わりない加納陸(19=大成)が東洋太平洋ライトフライ12位、日本ミニマム級9位の春口直也(28=橋口)と対戦するメインイベント。三田ホテル内の会場は、大勢の客で埋まった。
秋月は木久に番狂わせを許す
 日本の規定年齢である17歳より前に、海外で試合経験を積ませる独自の方針を持つ大成ジム。このレールを10戦10勝(8KO)とほぼパーフェクトに駆け抜けてきた俊英、秋月楓大(大成)が今回、木久健次(大鵬)の強烈な右フックでダウンしての3回TKO負けを喫した。試合後の秋月は「左のガードが甘いことは、前からわかっていた。今回でついに負けにつながった感じ。これをバネにできるようにまた頑張りたい」と、初黒星にしてはサバサバと語り、丸元会長も「負けたことで気づくことあれば構わない」と前向きだったが、メインイベント前までに同ジムの選手は2勝3敗。最後の加納には、復帰戦で先につながる勝ち方をしてほしい流れだったのは確かだった。
春口(左)も加納に食い下がった
 昨年8月には、会場のすぐ近くにある駒ケ谷体育館で、すでに世界戦も経験した加納は、三田でこそないものの、この付近の出身。親近感を持った観客が多かったのは言うまでもないが、相手の春口も「鹿児島から親戚10人と来た」と勝利に意欲を示していた。とはいえネームバリューでは加納が大きく上で敵地。春口自身、「勝ったら番狂わせ」と自覚していたこの戦いは、全体を通して、加納の若さ溢れるのびのびした動きが光ったが、一方で、若いが故に身体が細いことや、春口の放つ右の的確性も印象に残った。採点でも、加納がマジョリティ判定で勝ったとはいえ、1人が76対76の同点としていた。
丸元会長は中盤までは高評価
 メインイベント後の丸元会長は、7回に見せた相手の攻撃をボディワークでよけきろうとしたパフォーマンスに苦言。「見栄えが悪いので、成功してもポイントにならない。それまでも相手の攻撃をかわしきれていなかったのに調子に乗った」と若干お叱りムードだった。さらには「世界戦を組んだのは記録もかかっていたし、勢いで飲める可能性があったけど、キャリア不足の結果がしっかり出た。あの路線は途絶えているので、今、世界王座は彼のプランに入っていない」とも。 あくまで厳しかったのは期待の裏返しでもあるだろう。今後については日本、東洋太平洋のタイトル挑戦を希望に挙げた。
20代でも躍進を誓った加納
 加納自身はそのボディワークのパフォーマンスに「よけきれなかったことも、叱られる理由だったと思う。それなら足を使ったほうがより安全ですから」と語り、リング上では自分が意識しているのは王座だけと言いながらも「会長を信じて戦っているので、今、自分が世界戦を口にするのは生意気だともわかっている」と、師弟ならではの絶妙な相互理解をのぞかせた。
「加納は巧かった」と春口
 敗れた春口に反省点を聞くと、偶然にも(?)、加納がボディワークを使った同じ場面を挙げた。「あのボディワークの中で、1発は当てられても追わせてくれないなと思った。強い右を当てて倒すんじゃなくて、右から左、そのあとにつなぐ勝ちかたを狙っていた」と語っている。どんな方向に技術力をつければ加納の才能がより光るか。それを試すにも納得するにも、今の加納にはキャリアこそが必要かもしれない。

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