村田諒太、エンダムと再開しガッチリ握手

　WBA(世界ボクシング協会)ミドル級正規王座を懸けてのダイレクトリマッチを4日後に控えた18日、王者アッサン・エンダム(33=カメルーン/仏)と同級1位の村田諒太(31=帝拳)が都内のホテルで予備検診を行い、ともに異常なしと診察された。8月の会見以来、久しぶりに顔を合わせたエンダムと村田はガッチリと握手を交わし、検診後の会見で現在の心境を語った。
10月22日(日)東京・両国国技館で行われる試合の模様は、当日はフジテレビ系列で全国中継される。

　まず検診の数値を見て、前回より視力が左1.0から2.0、右が1.0から1.2にアップしたことを問われた村田は、「あまり気にならない。視力で戦うものじゃないし」と苦笑い。2ヵ月半ぶりに対面した好敵手については、「少なからず緊張が伝わった。僕も過度の緊張はない」とリラックスした様子で話し、「順調に来ているので早く試合がしたい」と言葉を残し、足早に会場を後にした。

　一方、エンダムも村田については2ヵ月前と印象は変わらないとし、数値を見ながら「しっかりとトレーニングができたことを確認できた。あとは試合までコンディションを整えるだけ。自信は1000%あるよ」と笑った。

WBA世界ミドル級王座決定戦
■予備検診結果
王者アッサン・エンダム
身長:180.5cm
胸囲:98.0cm
首周:39.0cm
リーチ:188.0cm
血圧:138/72mm/Hg
脈拍:48/min
体温:36.8℃

挑戦者 村田諒太
身長:183.0cm
胸囲:99.0cm
首周:41.0cm
リーチ:187.5cm
血圧:129/55mm/Hg
脈拍:54/min
体温:36.8℃