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4階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者ミゲール・コット(36=プエルトリコ)は12月2日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で同級9位サダム・アリ(29=米)の挑戦を受ける。両者の会見が17日に行われ、コットは「この場所に戻って来ることができて嬉しい。いつものようにベストを尽くす」と意気込みを口にした。
これが見納めか ミゲール・コット
コットは8月に亀海喜寛(帝拳)に12回判定勝ちを収めて王座を獲得し、これが初防衛戦になる。年内で引退すると公言していることから、今回のアリ戦がラストファイトになる可能性が高い。コットは会見ではそのことに触れず、「これからロサンゼルスでフレディ・ローチ・トレーナーと一緒にトレーニング・キャンプに入る。アリが全力でぶつかってくることは分かっているが、私もベストを尽くす。12月2日、素晴らしいショーを披露できると思う」と話した。46戦41勝(33KO)5敗。
16年3月のWBOウェルター級王座決定戦ではジェシー・バルガス(米)に9回TKO負けを喫しているアリは、これが2度目の世界挑戦となる。「私が不利とみられていることは分かっている。しかし、懸命にやると何が起こるか分からないものだ。コットにはパワーがあるので、私が勝つためには賢く戦う必要がある。スピードや持ち味、フットワークなど自分の能力を出し切る戦いをする。まあ見ていてほしい」と番狂わせの戴冠に意欲をみせている。26戦25勝(14KO)1敗。