具志堅会長が挑戦者に先制パンチ!

　10月22日(日)の東京・両国国技館でWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)に挑戦する同級6位のトマ・マソン(27=仏)が16日、都内のジムで練習を公開した。偵察のためジムに姿を現した具志堅用高会長が、リミットまで残り500gだというマソンにフランスパンをプレゼントし報道陣を笑いを誘った。

　これが初来日となるマソンは多くの関係者を前にやや緊張した面持ちを見せた。比嘉の試合映像を見たというマソンは「チャンピオンは攻撃力と持久力がある選手。13連続KOしているのはすごいが、僕との試合ではいつも通りにいくとは限らない。相手をリスペクトして全力で挑む」と静かな口調で意気込んだ。 

　その後の練習ではロープを3ラウンド、シャドーボクシングを1ラウンドだけ披露。まったくといっていいほど手の内を見せず、軽い調整で早々に練習を切り上げた。

　マソンの様子を見た具志堅会長は「しっかり準備してきていると思う。チャレンジャーなのでウェイトオーバーはしてこないと思うが、身長があるので減量がキツそうな感じがした」と印象を語った。