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[前日計量]2017.10.12

大竹秀典vs丸田陽七太 注目の新旧対決!

 キャリア12年、世界挑戦の経験もある36歳の大竹秀典(金子)と若手ナンバーワンの呼び声が高いプロ3年目、20歳の丸田陽七太(森岡)が激突! 明日13日、後楽園ホールで開催されるOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の大竹と同級1位の丸田は、ともにリミットの55.3sを100gアンダーで一発クリアした。
ベテラン大竹は気負いなく笑顔
 今年3月にサウスポーの強打者ジェルビルト・ゴメラ(比)を封じ空位のOPBF王座を獲得した大竹は、7月には臼井欽士郎(37=横浜光)とのベテラン対決を10回TKOで制し初防衛に成功した。今回、身長で7cm上回る長身の丸田を迎えるにあたり、いかに懐に入るかが試合のカギになるという。「基本がしっかりしている上にスピードもある。中へ入るには駆け引きが重要になってくるが、入ってもアッパー、左ボディがあるだけに気が抜けない」と警戒したチャンピオンだが、「どれだけ強いのかワクワクしている」と笑顔も見せ、「ホープを蹴散らして世界再挑戦に弾みをつけたい」と意気込んだ。
ボクシングは自分が上と丸田
 一方、高校在学中の15年11月に世界ランカーを破る衝撃デビューをはたすと、3戦目でWBCユース王座を獲得。2度の防衛に成功し、5戦全勝4KOの成績でOPBFの指名挑戦権を掴んだ。プロでは関東初参戦となる関西の若武者は、緊張した様子はなく落ち着いた口調で「コンディションは完璧。あり余る元気を抑えているほど。明日はメチャクチャ良い動きを見せる」とニヤリ。OPBF王座はあくまでも世界への通過点と位置づけ、「それよりもベテラン王者との試合が楽しみ。打たせずに打つ、いつも通りのボクシングで聖地を沸かせたい」と余裕を見せた。
 注目の新旧対決は、大竹がキャリアの違いを見せつけ世界へと弾みをつけるのか、それとも勢いのあるホープがベテランを踏み台にしてステップアップをはたすのか――。

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