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[海外ニュース]2017.10.6

WBCの指名戦が決定

 第55回WBC(世界ボクシング評議会)年次総会は2日からアゼルバイジャンの首都バクーで開かれていたが、そのなかで世界王者たちの指名防衛戦についても討議された。大きな動きがあったのはスーパーライト級で、テレンス・クロフォード(30=米)が返上する可能性が高いため、2位のレギス・プログライス(28=米)と前王者で現4位のビクトル・ポストル(33=ウクライナ)で暫定王座決定戦を行うことが内定した。

ネリの処遇決定は先延ばしに
 このほかスーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)陣営から、ファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)との指名防衛戦の前に自由選択試合を挟む計画があることが報告された。
 また、バンタム級王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)のドーピング違反に関して、同級3位のペッチ・ソー・チトパッタナ(タイ)陣営から王座剥奪と王座決定戦の要請が出されたが、これは却下された。ペッチ陣営は「3位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と暫定王座決定戦をやらせてほしい」と食い下がったものの、挑戦者決定戦の認定に留まった。ネリの違反についてWBCのマウリシオ・スライマン会長は「本当に実質的な違法性を持つのかどうか、複数の専門家に確認するのに時間を要する」と説明。結論は先延ばしとなった。
 このほかライトフライ級では22日に行われる拳四朗(BMB)対ペドロ・ゲバラ(メキシコ)の勝者が前王者ガニガン・ロペス(メキシコ)の挑戦を受けること、ライト級ダイヤモンド王者ホルヘ・リナレス(帝拳)とレギュラー王者ミゲール・マイキー・ガルシア(米)の対戦が義務化されていることなどが確認された。




 

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