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[前日計量]2017.10.1

細野悟「新旧対決をKOで決める」

 世界挑戦を3度経験した"バズーカ"細野悟(33=大橋)が明日2日、後楽園ホール開催の「第61回フェニックスバトル」のセミファイナルで日本フェザー級9位のホープ阿部麗也(24=KG大和)とスーパーフェザー級10回戦で拳を交える。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、細野がリミットの58.9s、阿部が58.8sで一発クリアした。
細野は一戦一戦が正念場
 昨年10月に後楽園ホールで行われたIBF世界フェザー級挑戦者決定戦に判定2-1で敗れ、世界再挑戦のチャンスが遠のいた細野だが、今年5月の試合では昨年日本王座決定戦に出場したライト級ランカーの野口将志(一力)を初回TKOで下し再起に成功。年齢を重ね、KO率が落ちてきたことでフラストレーションも溜まるが、「前回のように自分が楽しめれば自然と倒せるはず」と復活への手応えを掴みつつある。虎の子のWBC12位、IBF10位の世界ランクを守るためにも一戦一戦が正念場となるが、ベテランのハードパンチャーは、若手との新旧対決に向け「しっかりとプレッシャーをかけ、ロープに詰めて好きなパンチを打つ。きっちり倒して(世界を)アピールしたい」と衰えぬ闘志を見せた。
左:溜田は移籍初戦
 また、8月22日の日本ユース初代フェザー級王座決定戦で小坂烈(真正)を3回終了TKOで破り王座に就いた溜田剛士(24)は今回、ヨネクラジムから大橋ジムに移籍しての初戦でタイ人選手のアエカウィット・コンファンと58.0kg契約8回戦を行う。リミットで計量をクリアした溜田は、1ヵ月の試合スパンも初の経験だが、「いろんな選手と練習を積むことができた。コンディションはバッチリ」と自信を示し、日本ランク入り、さらに上位進出を狙うためにも「ユース王座戦で得たものをこれからの試合で発揮したい」と飛躍を誓った。

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