明日はIBF日本人対決!

　IBF世界スーパーバンタム級チャンピオンの小國以載(角海老宝石)と指名挑戦者で同級3位の岩佐亮佑(セレス)が12日、大阪市内のホテルで調印式と前日計量を行なった。初防衛戦を迎えた小國は「どんな形でもベルトは守りたい」と、ベルトの死守を誓った。

　調印式を無事に終えた小國は「明日やなって感じですね。昔から苦手なやりにくい相手ですが、阿部トレーナーとしっかりと作戦を煮詰めてきたので、それをやりたいと思っています。チャンピオンは自分だと思っているので、チャンピオンらしい試合をして明日は勝ちたいと思います」と、余裕の表情をみせた。
　小國は「高校時代も負けているのであえて挑戦者の気持ちで」青色日本製8オンスのグローブを選択。

　続いて、2度目の世界挑戦を前に岩佐は「思っていたより早く、チャンスが来たんですが、ラストチャンスだと思って戦います。10年前アマチュアのときは勝っていますが、今回も僕が勝つと信じて戦いたいと思います。明日、リングの上で、小國選手の作戦に引きずり込まれないように、しっかりと自分のボクシングをしたいと思います。人生をかけて、ベルトとフェラーリをもらいます」と、意気込んだ。
　岩佐は「気分」で決めた黄色日本製8オンスのグローブを選択。

　前日計量に移った両者は、小國が55.2kgの100gアンダー。続いて秤に乗った岩佐も同じく55.2kgの100gアンダーでパスした。

■検診結果
IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者:小國以載(角海老宝石)
体温:36.6℃
脈拍:60/min
血圧:139/83mm/Hg

挑戦者:岩佐亮佑(セレス)
体温:36.8℃
脈拍:80/min
血圧:125/89mm/Hg

■IBFオフィシャル陣
レフェリー:ウェイン・ヘッジペス(米国)
ジャッジ: アラン・デービス(カナダ)
ジャッジ: 島川威(日本)
ジャッジ: 中村勝彦(日本)
立会人: ベンジャミン・ケイルティー(豪州)