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[前日計量]2017.7.22

船井龍一「親友の方が強いと証明する」

 日本スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が東京・大田区総合体育館で行われ、王者の船井龍一(31=ワタナベ)がリミットの52.1s、同級1位の奥本貴之(25=グリーンツダ)が100gアンダーでパスした。試合は明日23日、同体育館で開催される「THE WORLD DOUBLE TITLE MATCH」のアンダーで行われる。
6R以内に倒すと船井
 今年3月の挑戦で親友の中川健太(レイスポーツ)を7回KOで破って戴冠をはたした船井は、中川と同じサウスポーを迎えての初防衛戦に「ここで負けているようでは中川に申し訳ない。6ラウンド以内で倒し、親友の方が強かったと証明する。良い形でメインの二人に繋げたい」と自信たっぷり。また、放送席に座る先輩の内山高志(37)に向け、「船井は強くなったと感じてもらいたいし、僕の勝利で少しでも内山さんの復帰に繋がれば嬉しい」と話した。去就が注目される内山は、明日の世界戦以降に何らかの回答を出すようだ。
相手の顔を殴るだけと奥本
 一方、関西から乗り込んだ10年選手の奥本は、今回が初のタイトル戦。15歳でタイのリングでデビューし、29戦目にして念願のチャンスを掴んだが、あくまでも日本は世界への通過点と語る。「チャンピオンはしつこいといった印象でほかにはない。KOでも判定でも勝ちますよ。自信はある」と意気込み、会場を後にした。
河野は半年ぶりのリング
 また明日の第3試合、53.0s契約8回戦で再起する前WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(36=ワタナベ)はリミットで秤を降りると、勝てば10月8日のレックス・チョー(29=香港)戦に繋がる一戦だけに「スカッと勝ちます」と必勝を宣言。生まれたばかりの愛娘、小百合ちゃんの話になると「嫁の実家に帰省中でしばらく会っていないのでさみしい。今は送られてくる写メだけが楽しみ」と話し、子煩悩ぶりを発揮した。なお、対戦相手のラムボー・ゴーラットスポーツスクール(タイ)は52.3sでパスした。

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