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[ニュース]2011.2.20

衝撃はヘビー級

 現地時間19日19時のゴングで始まった、WBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ。王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)が持つ2本のベルトに挑んだのは、パッキャオ2世の呼び声高いフィリピンの期待の星、ノニト・ドネア。ファン総立ちのなか両雄がリングに上がった。
 大きなブーイングと歓声が入り混じる中、ドネアがまず入場。一方、王者モンティエルは、メキシコから掛けつけたファンに「メヒコ」コールで後押しされながらゆっくりと登場した。
 本場ラスベガス・マンダレイベイのボルテージは試合前から最高潮を迎え、緊張感漂う中、試合が始まった。
気になる試合結果は…
モンティエルvsドネア
 初回、ドネアがじっくりとプレスするパターンでスタート。モンティエルは間合いをとりながら左フックのカウンターを狙う構え。ドネアはワンツーで攻め込み、主導権を奪う。ラウンド途中、モンティエルが左フックを振って攻め込んだが、そのタイミングに合わせてドネアがインサイドから左フックをカウンター気味にヒット。やや浅いためモンティエルは大きなトラブルに陥ることはなく3分間を戦い終えた。
ドネアの左フック
 ちなみに初回の採点は3者とも10対9でドネア有利。
2回、モンティエルダウン
 2回、今度はモンティエルがプレスをかけてドネアを追う展開に。ドネアは下がりながら機を見て右ストレートを狙うが、モンティエルも反応。ラウンド2分過ぎ、至近距離からモンティエルが踏み込んで右フックを振ったが、その瞬間にドネアは左フックをインサイドからクリーンヒット。
衝撃の結末
 この一撃を右顔面に浴びたモンティエルは斜め前方にダウン。次の瞬間、四肢を突っ張らせて痙攣状態になるほどのダメージだったが、なんとか踏ん張って10カウント内に立ち上がった。ここでストップの声がかかるものと思われたが、レフェリーは試合を続行。
ここでレフェリーストップ
棒立ちのモンティエルに襲い掛かったドネアが右から左を当てると、モンティエルはロープに持たれて腰砕け状態に。ここでレフェリーが試合ストップを宣告した。

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