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[試合後談話]2017.5.26

高野人母美が因縁の相手と再戦

 前OPBFスーパーバンタム級王者の高野人母美(29=協栄)が約7ヶ月ぶりにリングに登場。26日(金)に後楽園ホールで開催された「A-Sign.Bee3」のセミファイナル、55.0kg契約6回戦でOPBFスーパーフライ級5位のカイ・ジョンソン(35=竹原&畑山)と対戦した。2014年6月以来の対戦(カイの5回TKO勝ち)となるが、高野は前回の雪辱をはたすことができたのか――。
右が炸裂した
 高野がリーチを活かしジャブ、ワンツーで攻勢を取ったが、カイは左右フックで懐に飛び込んで接近戦を仕掛けた。クリンチする場面が増えていったが3回、高野は前に出てきたカイに右のカウンターを決めて痛烈なダウンをゲット。立ち上がったカイだったが、足元が定まらずレフェリーは試合をストップした。
冷静にできた
 KO勝ちで3年前の借りを返した高野は「最後の右は狙っていた。今日の勝ちは自信になった。亀田トレーナーになって負けられないというプレッシャーがあったので勝ててうれしい」と安堵の表情。元3階級制覇王者の亀田興毅氏を新トレーナーに迎えて試合に臨んだ高野は「1から教えてもらうことができ、自分でも成長を感じた。これからはバンタム級で戦っていきたいので大食いは控えたい」と笑顔を見せた。
パンチ力は持って生まれたもの
 1ヶ月半前から高野を担当した亀田氏は「自分の試合を覚えていてこうして冷静に話せるのはすごいこと。やれるだけのことはやったと思う。勝ってくれて本当にホッとしている」と高野の勝利に胸を撫で下ろした。「いろいろとメニューは考えているので、1週間ほどリフレッシュさせてまた練習を始めてもらう。自分がトレーナーになったからには必ず世界チャンピオンにさせる」と二人三脚で世界の頂点を目指す。

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