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[前日計量]2017.4.24

空位の王座を懸け新旧が激突

 日本スーパーウェルター級王座決定戦の前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、1位の斉藤幸伸丸(38=輪島功一スポーツ)と2位の井上岳志(27=ワールドスポーツ)は、ともにリミットの69.8kgで一発クリアした。試合は明日25日(火)に後楽園ホールで開催される「DANGAN180」のメインにセットされ、試合の模様はBOXING RAISEでネット配信される。
今まで一番動きが良いと斉藤
 今回が日本タイトル6度目の挑戦となる斉藤は、「キャリア16年目にして食事面から見直し、サボりがちな練習も110ラウンドのスパーリングをこなすなど気合いを入れてやった。減量を含めて一番調子が良い。何で今までやってこなかったんだろう」と自信の笑みを浮かべた。井上については「タフでパワーがある選手」と警戒したが、「これといって作戦はないが、今までで一番動けているので自分のボクシングをするだけ」と明日のパフォーマンスを楽しみにしていた。
相手の心を折ると井上
 一方、アマチュア出身でプロ11戦目の井上は、初のタイトル戦を前に少し緊張した面持ちだったが、「28歳までにタイトルを獲ると決めていたので、このチャンスを必ず生かす」と力強く王座獲得を宣言。また、日本ミドル級正規王者の西田光(川崎新田)、同暫定王者の胡朋宏(横浜光)といった実力者と練習を重ね、良い練習とコンディションを作ることができたと自信を示し、「斉藤選手はフィジカルが強い上に表面に見えない巧さがあるが、ごまかされずに自分のボクシングをしたい。強い気持ちで相手の心を折りたい」と気合いを入れた。
 新旧が激突する日本スーパーウェルター級王座決定戦。ベテラン斉藤が34戦目にして初の戴冠となるのか、それともホープ井上が無敗のままベルトを巻き、さらなる高みに駆け上がるのか――。

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