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フェザー級、スーパーミドル級、スーパーバンタム級のWBO(世界ボクシング機構)トリプル世界戦が22日(日本時間23日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。カードはフェザー級王者オスカル・バルデス(26=メキシコ)対挑戦者同級1位ミゲール・マリアガ(30=コロンビア)、スーパーミドル級王者ヒルベルト・ラミレス(25=メキシコ)対挑戦者同級9位マックス・ブルサック(32=ウクライナ)、スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(25=米)対挑戦者同級12位アデイルソン・ドス・サントス(25=ブラジル)。全勝の三王者はベルトを守ることができたのか。
〇オスカル・バルデス(メキシコ)
12回判定(3対0)
×ミゲール・マリアガ(コロンビア)
〇ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)
12回判定(3対0)
×マックス・ブルサック(ウクライナ)
〇ジェシー・マグダレノ(比)
2回2分51秒TKO
×アディルソン・ドス・サントス(ブラジル)
メインで登場したバルデスは前半から積極的な試合運びをみせたが、マリアガも強打で対抗。するとバルデスはKO狙いを諦めたのか慎重にボクシングをし始めた。これに乗じてマリアガが盛り返していった。このまま僅差勝負になるかと思われたが、10回に大勢が決まった。バルデスがカウンターの左でダウンを奪ったのだ。その後も両者は打ち合いを展開したが、勝負は判定に委ねられた。採点は119対108、116対111、118対109だった。昨年11月の大澤宏晋(ロマンサジャパン)戦に続いて2度目の防衛に成功したバルデスは22戦全勝(19KO)、15年6月のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)戦以来、5連勝(3KO)で再び挑戦の機会を得たマリアガは27戦25勝(21KO)2敗。
189センチの長身サウスポー、ラミレスは長い右ジャブを突いて主導権を握り、その後も安定した戦いぶりでポイントを積み重ねた。1年ぶりのリングということで慎重になりすぎたのか、やや迫力を欠く内容になってしまった。ブルサックがホールドで2点のペナルティを受けたこともあり採点は120対106(三者)と大差がついた。ラミレスは35戦全勝(24KO)、ブルサックは39戦33勝(15KO)5敗1分。