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[試合後談話]2017.4.17

玄人好みのテクニシャン対決

 昨日は全国4箇所(三重・大阪・岡山・福岡)でボクシングの試合が開催されたが、週が明けた本日17日は東京・後楽園ホールで「アンタッチャブルファイト」が行われた。予定されていた日本ウェルター級タイトルマッチが中止になり、60.0kg契約8回戦、日本ライト級14位の中嶋龍征(22=山龍)対柳達也(27=伴流)がメインに昇格した。
柳が競り勝った
 序盤は、サウスポーの中嶋の左ストレートが当たり先手を取ったが、3回以降は柳がプレスをかけて右ボディを叩いて反撃。一進一退の攻防となったが、終盤は柳の連打がポイントを奪う形となった。ジャッジは2〜4ポイント差で柳を支持した。久しぶりの日本ランキング入りを濃厚とした。
勝つ姿を見せられてうれしい
 3連敗を脱出した柳は「ボディが良く当たっていたけど左ストレートをもらいすぎた。連敗しても伸びしろがあるので辞めようとは思わなかったが、ここまでの道のりは長かった」と安堵の表情を浮かべて試合を振り返った。同門であるOPBF・WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪とは同じ2012年に全日本新人王に輝いている柳。同期の出世に焦りはないかという問いには「焦っていると言うこと自体がおこがましい。ボクシングに対する考え方など尊敬している。自分もここからがスタートラインだと思って頑張る」とさらなる飛躍を誓った。
左ストレートが当たっていたが…
 一方、8連勝がストップした中嶋は「みぞおちに入って少し効いた。それでも判定は勝っているかなと思ったが…」と悔しさ滲ませた。 「次に戦ったら絶対に勝つ。また柳選手と対戦したい」と再戦を希望した。
有川稔男(川島)
 この日のセミファイナルの前には顎の負傷のため試合を中止した日本ウェルター級王者の有川稔男(32=川島)がリングに登場。「今回はこのような形でリングに上がることになりお詫びいたします。早く怪我を治して今度は選手としてリングに上がります」と頭を下げた。
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