内山&三浦、予備検診

　世紀の日本人対決を明後日31日に控えた、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)と挑戦者・三浦隆司(横浜光)の予備検診が29日、都内で行われた。
　両者は過去にスパーリングで手合わせをしているせいか、少し硬い面持ちで登場。互いに目を合わせることなく検診に臨んだ。検診は両者ともに異常は見られず、決戦に向け今の心境を語った。

　3度目の防衛戦に向け内山は「コンディションは最高の出来。このままの状態で早く試合がしたい。三浦選手も調子が良さそうだし、良い試合になると思う。100%勝つ自信がある」とし、発表された体格の数値を見て「新たなトレーニングのおかげで上がっている。それが自信につながっている」とも話した。同席した渡辺会長は「三浦選手の粘り強さ、気の強さを警戒したい」と語り、「私の方がいつも緊張している」と、落ち着いた内山を頼もしそうに見ていた。

　対する世界初挑戦の三浦は「減量も順調に進み、ここまでバッチリです。(内山とした)スパーの頃と比べて、自分も成長している。(体格の数値を見て)気にはしていない。勝つ自信は120%。必ず世界チャンピオンになります」と王座奪取への自信を見せた。また、石井会長代行は「三浦は落ち着いているが、私は楽しみ半分、怖さ半分といったところ。それでも、日本王座を奪った(矢代戦)ような素晴らしい試合をしてくれるはずです」と、三浦に期待を込めていた。

■検診結果:内山
身長:172.2cm
頸周:38.0cm
胸囲:98.0cm
胸厚:23.0cm
リーチ:181.0cm
血圧:121/72mm/Hg
脈拍:70/min
体温:36.5℃

■検診結果:三浦
身長:169.5cm
頸周:37.0cm
胸囲:91.0cm
胸厚:21.5cm
リーチ:176.0cm
血圧:139/82mm/Hg
脈拍:56/min
体温:36.8℃