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[ニュース]2011.1.26

受賞者、喜びの声

 2010年度年間最優秀選手表彰式は、WBC世界スーパーバンタム級王者"スピードキング"西岡利晃(帝拳)が初の最優秀選手賞を受賞。
 また、事実上のWBC・WBO王座統一戦となったWBC世界バンタム級タイトルマッチ長谷川穂積(真正)VSフェルナンド・モンティエル(メキシコ)の一戦が年間最高試合賞を獲得した。長谷川から王座を奪ったモンティエルは「この試合が最高試合賞となり嬉しい。同じバンタム級では亀田興毅に興味がある。スーパーバンタム級に上げるのであれば、WBC王者の西岡利晃と戦いたい。実現すればビックマッチとなるであろう」とビデオで登場し、亀田・西岡に対戦要求を突きつけた。
 そして、最優秀選手賞・技能賞・敢闘賞・女子最優秀選手賞を獲得した4選手が、受賞の喜びと今後の豊富を語った。
MVP受賞の西岡利晃
■最優秀選手賞(MVP)
WBC世界Sバンタム級王者
西岡利晃(帝拳)
「嬉しく思います。去年の2試合は共に印象に残る。(ムンロー戦は)完璧に近い内容で、それが評価されたなら光栄。初の最優秀選手受賞で良い演出をしてもらい嬉しいですね。今年は更に強い西岡利晃のボクシングをお見せします」と、初MVP受賞の喜びを語った。
長谷川 穂積
■技能賞
WBC世界フェザー級王者
長谷川穂積(真正)
「初めて最優秀賞以外をもらった。今回は賞を頂けるとは思わなかった。(年間最高試合は)負けた試合だったが、ボクシングの醍醐味が詰まった試合。勝ち負けなく評価され嬉しい。思い出に残る試合だった。今年は全部勝つことであり、人として成長すること。そして若い世代がもっと出てくるようになって欲しい。僕も三十路なんで。それまで僕等が引っ張って行きます」と技能賞・年間最高のダブル受賞を喜び、新たな世代の登場を願う発言も飛び出した。
粟生 隆寛
■敢闘賞
WBC世界Sフェザー級王者
粟生隆寛(帝拳)
「素直に嬉しい。良い雰囲気の式でした。去年は2試合でしたが、スタイルを攻撃的に変えた。まだまだ40点のでき。今年はもっと評価されるように頑張ります」。粟生にとって新世代を牽引するニューリーダーとなる1年。更なる活躍に期待が高まる。
富樫 直美
■女子最優秀選手賞(MVP)
WBC女子世界Lフライ級王者
富樫直美(ワタナベ)
「去年は海外での試合しかしていないので、忘れられているんじゃないかと思っていました(笑。評価されて嬉しいです。今年は3月に念願の東京での防衛戦。良い試合をし、胸を張って勝ち名乗りを受けたい。期待して下さい」。昨年は和装、今年はドレッシーな装いで登場した女王・富樫。その華麗な姿に、会場からも一際高い歓声が上がっていた。

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