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[試合後談話]2017.3.17

白熱の打撃戦を制したのは?

  ウェルター級8回戦、日本同級3位の尹文鉉(33=ドリーム)対日本同級5位の藤中周作(30=金子)が17日の後楽園ホールで開催された「ゴールデンチャイルド119」のセミファイナルで行われた。試合は初回から激しい打ち合いを見せ、会場を大いに盛り上げた。
尹の左ボディが効果的に機能した
 立ち上がりは藤中がプレスをかけて左フックを上下にヒット。後手に回った尹はガードを固めて左ボディを突き刺し反撃した。混戦を抜け出したい藤中は左右のフックで襲い掛かったが、尹は徹底して左ボディを打ち込むと連打でロープに詰めてポイントを稼いだ。7回、尹は偶然のバッティングで左目上カット。試合はこれでストップし尹が2-0の負傷判定勝ちを収めた。
勝てて良かった
 激戦を勝ち抜いた尹は「最初はどこを打てばいいんだろうと戸惑ったが、途中から思った以上に左ボディが当たった。相打ちを狙っているのがわかったので、自分がもらったら嫌だなというタイミングで打った」と激闘を振り返った。
良い勉強になった
 一方、連勝がストップした藤中は「手応えはあったが先にボディ当てられた。相手のボディブローが効いた」と唇を噛んだ。「尹選手はタフで自分の詰めが甘かった。ただ、お客さんが盛り上がったのでそこは良かった」と笑みを浮かべると尹の控室を訪ね、死力を尽くした戦友と健闘を称えあった。
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