久々のタイトル戦に燃える大竹秀典

　OPBFスーパーバンタム級王座決定戦の前日計量が16日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、元日本同級王者の大竹秀典(35=金子)とOPBF同級2位のジェルビルト・ゴメラ(比)が顔を合わせた。試合は明日17日、後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルド119」のメインイベントで行われる。

　スーパーバンタム級での試合は約2年5ヶ月ぶりとなる大竹は100gアンダーの55.2kgでパス。久しぶりのタイトルマッチに「勝って当たり前と言われる試合よりモチベーションが上がる。勝てば世界ランキングも上がると思う」と静かに闘志を燃やした。世界戦を経て考えてボクシングをするようになったという大竹は「世界は勢いだけでは獲れない。これが当たれば倒れるというパンチを磨いてきた。明日はそのパンチで倒すつもり」とKO奪取を宣言した。

　初来日のゴメラは600gアンダーの54.7kgで秤を降りた。「良いトレーニングをしてきて体調はバッチリ。明日はベストを尽くす」と意気込んだ。