いよいよ日本フライ級暫定王座決定戦

　後楽園ホールで開催される「DANGAN176」のメインイベント、日本フライ級暫定王座決定戦の前日計量が27日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。あした対戦する同級1位のユータ松尾(27=ワールドスポーツ)と同級2位の黒田雅之(30=川崎新田)は、ともに50.8kgのリミットで計量をパスした。
※明日の試合はBOXING RAISEがネットで生配信する。

　アマ65戦のキャリアを積みプロに転向、これがタイトル初挑戦となる松尾はリミットちょうどの50.8kgでクリア。「いつもより減量は楽だった。相手がどう出てきてもいいように対応してきた」とリラックスした表情で試合への意気込みを口にした。「明日は緊張すると思うのでテンションを上げて試合を楽しみたい」と終始笑顔で計量会場を後にした。

　元日本ライトフライ級王者で2階級制覇を狙う黒田もリミットちょうどの50.8kgで秤を降りた。基本の底上げをしてきたという黒田は「どの試合も世界に行くための通過点と考えているが今回は大きめのポイントと考えている。相手は体力はありそうだが、やりにくさはなさそう。明日は距離の取り合いになると思うが問題ない」と静かに闘志を燃やした。