WBAが新地域団体への加盟を要請

　22日、来日中のWBA(世界ボクシング協会)ヒルベルト・メンドーサ・ジュニア会長は都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、近々新設するアジア・オセアニア地区を対象としたWBA傘下の地域団体、WBAアジア・ボクシング・アソシエーション(仮)への日本加盟を要請した。JBCは現在、WBC(世界ボクシング評議会)傘下のOPBF東洋太平洋、WBO(世界ボクシング機構)傘下のWBOアジア・パシフィック(JBC未公認)に加盟、また加盟準備中であり、WBAアジアが認められれば3つ目の地域タイトルとなる。

　これに伴い、JBCでは秋山専務理事、日本プロボクシング協会の渡辺均会長が同席のもと会見が開かれ、今後両者で協議の上、速やかに加盟か否かの答えを出したいと意見を一致させた。

　なお、新団体の本部は韓国に置かれ、すでにタイ、中国、インドネシアの加盟が決定。これまで、同様の組織として機能していたPABA(パンアジアボクシング協会)はWBA傘下から外れることが確認された。また、数年前に設立された同名団体、WBAアジアについては、元々WBAが関知していないとの公式見解が発表された。